京都の話いろいろ
京都の生活、グルメ
8号
いつもありがとうございます。
京扇子の井ノ口松寿堂の井ノ口です。
長かった梅雨も明け、これから暑い日が続きそうな気配ですが、いかがお過ごしでしょうか。
●いよいよ、夏本番ですねぇ~
夏と言えば、やはり『 海 』ですね。
京都市内は海に面していないので、海に行くとしたら、
日本海で、
京都府の北部の丹後とか福井県の若狭ですかねえ。
丹後では、天橋立が有名でしょうか。
天橋立と言えば、
ご存知、、、
日本三景のひとつで、砂浜に松が、生い茂っています。
少し離れた高い場所から見るのがきれいですが、
ここの砂浜のところで泳げます。
なかなかいい気分です。
それと福井県の若狭ですね。
私はこちらの方によく行きました。
今は道もよくなって
京都市内から2時間ぐらいで着きます。
海の水も、沖縄の海とは言いませんが、
それなりにエメラルドグリーンで、
砂浜もきれいで、遠浅で
やっぱりいいなあと思います。
早く行きた~い!
そして、そして、
夕食は日本海の新鮮なお魚が食べられ、
それも楽しみのひとつです。
その福井県若狭地方に
小浜市の「いづみ町商店街」というところがあり、
かつて日本海から京へと、海のものが運ばれた道の
「鯖街道」の出発点です。
ちなみに終点は京阪電車本線の終点と同じ出町柳です。
若狭湾で取れた鯖に塩をまぶし、
夜も寝ないで京都まで運ぶと、
ちょうどいい加減の味になっていたと言われ、
運ぶ人達は「京は遠ても十八里(70km)」と
歌いながら寝ずに歩き通したそうです。
それにしても、昔の人はすごいなあと、思います。
終点の出町柳周辺には「花折」や「満寿形屋」など
鯖寿司のおいしい店があります。
鯖寿司といえば、お祭りなんかの日によく食べたものでした。
むしょうに食べたくなる時があります。
やっぱり小さい時に食べた味は忘れられませんねえ。
京都では、ハレの日、ケの日(普段の日)の区別が
他のところよりも
はっきりしているのと
ちゃうかなあと思います。
お祭りや節句の日がごちそうが食べられるので
とっても楽しみでした。
そんなわけで、
話はころっと変わりますが、
●その次は、扇子の紹介です。
今回のちょっといいものは、
『 匠(たくみ) 』 です。
先染の和紙である漉地紙にしけびきで落ち着いた色をのせています。
普通の扇子が35間(骨の本数)とか
45間であるのに対し、
この扇子は、扇骨はなんと、なんと
60間と非常に多く、
扇子は分業制で作られているのですが、
この折をできる折屋さんは
京都でも数軒しかありません。
まさに匠のなせる技の逸品です。
たんまに、
いきなり
「60間の扇子はありますか。」
と問い合わせがあるところです。
ぜひ一度、見に来てください。
↓ ↓ ↓
https://www.kyosensu.com/syohinpage/otokomochi_sensu/takumi/index.html
話がいつものごとく、バラバラになってしまいましたが、
これからますます暑くなってきます。
どうぞご自愛ください。


