京都の話いろいろ
京都の生活、グルメ
5号
いつもありがとうございます。
京扇子の井ノ口松寿堂の井ノ口です。
例年に比べ、梅雨が長かったせいもあり、少し遅い夏ですが、いかがお過ごしでしょうか。
●暑さも、もう少しがまんしな、あきまへんなあ~。
8月16日といえば、
『 五山の送り火 』ですね。
京都の夏の夜を彩る一大行事です。
送り火は冥土へ帰る精霊を送る宗教行事ですが、その起源や由来が謎に包まれていて、わからないことが多いです。
なにわともあれ、情緒があって、魅力的ことには変わりないですね。
送り火の代表格はやっぱり「 大文字 」で、銀閣寺の奥、東山如意ヶ嶽にあります。
「大」の文字の横棒の"一"だけでも80mもあります。
午後8時になると五山のトップを切って点灯されます。
全部の火床がいっせいに着くのではなく、初めは1点から、だんだんたくさんの火床に点火されていきます。
ビルの屋上などからもよく見えますが、「大」しか見えなくても賀茂川べりから見るのが情緒があっていいですね。
今出川橋から北山橋ぐらいまでがきれいに見えますよ。
もともと五山は、御所の天皇から見えやすい山を選んで送り火がされたともいわれています。
時間差で点火されるので、それを利用して、市内を移動して見る人もいます。
それぞれの点灯時間は30分ぐらいです。
点火時刻が近づいてくると、市民は、ビルのネオンを消すなどして幻想的な催しに協力しています。
なんかやっぱり、京都人はいろいろな行事を大切にしているような気質がありますよねぇ。
●話題はころっとかわりますが、
今回のちょっとおいしいものは、
『 松野醤油のさしみ醤油 』 です。
京都の北西、光悦寺近くで、鷹峯(たかがみね)にあります。
蔵で大豆を煎り、麹を仕込んで、じっくり熟成させる昔ながらの製法を守っておられます。
ということもあって、普通のよく売っている醤油と違って、まろやかで、とっても、とってもコクがあります。
さしみ醤油はお造りの味のうまさを引き出し、別のものかと思うぐらい、素材の良さを引き出してくれます。
「ああ、おいし~い。」、
「おぬし、やるのお。」って感じです。
料亭でも使われ、ラーメン店でもここの醤油を使っていることを売り物にしているところがあるぐらいです。
電話 075-492-2984
全国発送もしてくれるそうです。
●その次は、扇子の紹介です。
今回のちょっといいものは、
『 かざぐるま 』 です。
あざやかなパールの地紙に風車をかわいらしく描いています。
手描きです。
色調は明るく、とっても楽しそうです。
骨は黒塗りで、パステル調の絵を引き締めている感じです。
「あの人、ええもん持ったはるわ~。」
と言われそうです。
ぜひ一度、見に来てください
↓ ↓ ↓
https://www.kyosensucom/syohinichiran/index.html
話がバラバラになってしまいましたが、
まだまだ暑い日が続きます。
どうぞご自愛ください。