京都の話いろいろ
京都の生活、グルメ
22号
いつもありがとうございます。
京扇子の井ノ口松寿堂の井ノ口です。
暑い日が続いたり、豪雨になったり、
大変ですが、
皆様はいかがお過ごしでしょうか。
●祇園祭の行事もだいぶ終わったところですが、
今度は、7月31日夜に愛宕神社で千日詣(せんにちまいり)というのがあります。
もちろん祇園祭ほど人出は多くないのですが、
毎年数万人の参拝者で境内の参道は埋めつくされるそうです。
愛宕神社は、標高924mの愛宕山の山頂にあります。
かなり、きついです。
参拝すると千日分の火伏・防火の御利益があるといわれています。
愛宕神社は、火の神様とも呼ばれ、
火迺要慎(ひのようじん)
と書かれたお札さんは、京都の家の台所や飲食店の厨房に
貼られています。
毎年町内でもらっています。
愛宕山は、山歩きのコースとしてもけっこうメジャーで、
私も何回か登っているのですが、
嵐山の奥の清滝から登るコース、
ゆずの里として有名な水尾からのコースなど
いろいろあります。
個人的には
JR八木駅から行く、越畑から地蔵山を経て、
愛宕山まで行くコースが、
途中の景色がとてもよく、よかったです。
機会があれば、一度登ってみてください。
●次に店の話題としまして、
牛丼チェーンのなか卯が、
なな、なんと「衣笠丼」を売り始めたということです。
衣笠丼は、京都のおうどんやさんでは、だいたいのところで
前からありました。
どんなんかといいますと、
かしわ(鶏肉)のかわりに「おあげさん(油揚げ)」を使って、
ねぎとともに炊いてあって、卵でとじてあります。
あっさりしていて、 おいし~ぃ。
名前の由来は、
京都の西の方で、金閣寺近くの衣笠山の伝説にちなんだとされているそうで、
平安時代に宇多天皇が衣笠山に白い絹をかけ、
雪山に見立てた景色を夏に楽しんだという
言い伝えで、この時の様と卵でとじた状態が似ていることからだそうです。
京都人はおあげさんが好きで、
結構よく食べていると思います。
おうどんやさんで、カレーうどんと頼めば、
肉ではなく、おあげ入りのカレーうどんが出てくると思います。
今では、おあげ入り、肉入りと2種類あるところもあります。
また、個人的な話ですが、
とようけ屋さんの
おあげさんが一番おいしいと思っています。
●話はころっと変わりますが、
扇子は、形からして、
末広がりで縁起がいいというところから
喜寿祝い、米寿祝いなど、長寿祝いによくお使いいただいております。
柄としても
おめでたいものがあります。
少しお値段ははりますが、
松
https://www.kyosensu.com/syohinpage/otokomochi_sensu/matsu/index.html
飛翔の鶴
https://www.kyosensu.com/syohinpage/onnamochi_sensu/hisyonotsuru/index.html
なんかがあります。
いずれも手描きです。
頭の片隅にでも
おいていただければ、
幸いです。
これからも暑い日が続くと思いますが、
どうぞご自愛ください。