京都の話いろいろ
京都の生活、グルメ
12号
いつもありがとうございます。
京扇子の井ノ口松寿堂の井ノ口です。
まだまだ暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
京都では、きのう37度もありました。
今日もそれぐらいになっているのかなあと思っております。
こう暑いと扇子がいりますねぇ~ (宣伝になってしまいました)
●市内を歩いていると、京都ってやっぱりお寺が多いなあと思います。
西陣の出水通なんかホント、お寺ばっかりですね。
それと、本山もたくさんありますね。
西本願寺、東本願寺、知恩院などもそうですが、
中でも、禅宗の本山が多いです。
臨済宗の14派の内7つが京都にあります。
羅列しますが、
建仁寺・東福寺・南禅寺・大徳寺・妙心寺・天龍寺・相国寺がそうです。
私は、しょうにあっているのか、禅寺が好きです。
きりりとした雰囲気が、心を清めてくれるような気がします。
「今ここで頑張らずに、いつ頑張る。」(大徳寺大仙院尾関宗園閑栖の言葉)
のように生きる力を与えてくれるような気がして、ファイトがわいてきます。
有名な金閣寺や銀閣寺の本山は相国寺ですし、
同志社大学の敷地がもともと相国寺の境内だったり、
なんか京都は禅寺と縁が深いように思います。
だいぶ前の秋の話ですけれど、相国寺の境内の石庭に一本だけ紅葉がぽつんとあり、
それが、とっても色鮮やかで感動したのを思い出します。
お茶や料理にも禅の心が生きているように思います。
京都に来てよかったと思うのではないでしょうか。
●次は、さっきの話に少し関連はあるのですが、
お茶の話です。
お茶を中国から日本に伝えたのは、
臨済宗の開祖「栄西」(日本で最初の禅寺である建仁寺を開く)
ですね。
京都でお茶と言えば
『 一保堂 』さん
ですかね。
290年の歴史を持つだけあって
抹茶、玉露、煎茶、番茶など種類はとても豊富です。
また、自然のものなので、年によってお茶の出来栄えが違うので、
いいものをブレンドする伝統に培われた技術がすばらしく、
いいものを安定供給していると言うことです。
そんなわけで、一保堂さんは寺町二条上ルにあるわけですが、
寺町通はちょっと変わった通りで
南から北に向かうと、
高辻通から四条通は、電気屋街で、
四条から三条はファッション品店が立ち並んでいます。
少し前までは、新京極などに比べ、すたれていたのですが、
最近は若もん向けのお店もたくさんでき、とてもにぎやかになっています。
そして、御池通から丸太町までは古美術や骨董品、和紙の専門店、画廊などがあり、
落ち着いた雰囲気です。
これほど表情を変える通りは京都でも珍しいと思います。
この間は、
2kmぐらいだと思います。
一度歩いてみられたら、おもしろいと思いますよ。
雰囲気的に、
ちょっとしんどいかもしれませんが、
南から北へ行くほうがいいように思います。
●次は、エコを意識する中、会社でもよく用いられていると聞く、扇子の紹介です。
今回のちょっといいものは、
女持ちで、
『 漉地紙/朱鷺(とき)色 』 です。
手漉き、先染の和紙です。
朱鷺の色が雅びを感じさせ、
濃い色と薄い色のリバーシブルになっていて、
色合いを楽しんでもらえると思います。
ぜひ一度見に来てください。
↓ ↓ ↓
https://www.kyosensu.com/syohinpage/onnamochi_sensu/sukijigamitokiiro/index.html
話がいつものごとく、バラバラになってしまいましたが、
これからもまだまだ暑い日が続きそうです。
どうぞご自愛ください。